①CRPS(RSD)に対する問診の重要性~病歴を振り返る際のメタ認知と認知的柔軟性とトップダウン回路~
②PIPの掌側板&側副靭帯損傷に対するプライマリケア~取り外し可能なテーピング軟性固定~
③深夜にSMSを送りつけてくる謎の症例(Part2)~TAS-20による完全解明~
④脊柱管ラベリング80代女性の軌跡(Part2)~まさかの“痛みのバックドラフト”、その後の涙性感情解放~
⑤涙性感情解放の認知科学~アダルトクライングと脳弾塑性の発現について~
⑥BReINの最終目標~ソフトのパワーを極限まで高めろ!そのときハードはどこまで変わる?~
マインドフルネスや瞑想というソフトが、慢性炎症に関与する遺伝子(RIPK2)の働きを抑えたり、テロメアを伸ばすことが分かっている。こうした事例はソフトがハードを変え得る典型例だが、脳弾塑性の誘導が、もしグリア細胞にまで影響を及ぼすとしたら、ソフトのパワーが認知症や脳卒中を予防するというロジックが成立する。当会が推奨するBReINは最終的にどこまでハードを変え得るか?その目標設定について将来を展望する。
⑦外科手術後におけるタッチングの衝撃的な効果~術創部に対するフラクシッドタッチ~
腎盂尿管がんに対する片側腎臓摘出の症例。退院直後から術後ケアとしてBReIN継続。仰臥位で腹部の皮膚を露出させた状態で、術創へのフラクシッドタッチを3日おきに施行して2週間。術後の症状(術創部の痛み、瘢痕化、しこり、むくみ、発赤、便秘、胃もたれ)が見事なまでに回復した経緯について報告し、未来の外科病棟においては、激務の看護師にタッチングを担わせるのではなく、CITという資格者を常置させることで、患者の心理ケアから術創ケアに至る認知科学統合アプローチ(COSIA)をルーチン化することの意義について講義。
(術後管理におけるタッチングの重要性が成書に記述されるようになれば、現代医療における認知科学統合アプローチ(COSIA)の立ち位置というものがより明確に、より確固たるものとして認知されていくのではないか…)
⑧頭部タッチングのアップグレード
安価に購入できるスキンラップ(キッチンペーパーの一種)を頭部にかぶせて、その上から行うタッチングについて解説。
⑨頭頸部アングラのアプデ
⑩骨盤アングラのアプデ
当日プログラムは予告なく変更されることがあります。