COSIA(認知科学統合アプローチ)

COSIA(認知科学統合アプローチ)
さいたま定期ハイブリッドセミナーでの認知科学基礎講座〜目次(予定リスト)〜

Chapter 1「認知科学概観」     1)認知科学の定義 2)歴史と展望 3)研究領域及び研究手法 4)モデル&スコープ Chapter 2「心の基本機能」  1)認知科学における自己 […]

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COSIA(認知科学統合アプローチ)
動画ページ【定期セミナー講演】「AI社会と認知科学統合アプローチ(COSIA)の未来」①~②全17分

養老孟司氏が自著の中で語っていた“壁”は当会が唱える“ソフト認知の壁”と同質のものであり、今日における日本人の認知的柔軟性の問題を見事なまでに予言していた。
認知的柔軟性を考える上で欠かせないメタ認知は実は個人のウェルビーングのみならず人生そのものを決定づける極めて重要な能力。本動画ではメタ認知を7種類に分けて解説した上で、認知的柔軟性を構成する必須9因子について解説。

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旧フォーラム≪PCR検査と条件付き確率について…≫

一見関係なさそうなテーマも、認知科学という触媒によって引き寄せ合う、これまで異分野と思っていた様々な事柄が互いに結びつくことで知のネットワークが形成される、これがあっくんが言う臨床の知とか臨床力とか、そういうものなのではないかと。まだ認知科学というものに触れて時間が浅いですし、扉を少しだけ開いて覗き込んだようなレベルだと思いますが、ソフト論において本当に重要な世界なんだということが分かりました。

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BReIN
旧フォーラム≪初診時劇的改善例が2回目の治療を当日キャンセル…≫

振り返ってみると、施術直後は椅子から立ち上がる動作も見違えるほど改善していましたし、本人も良くなったとコメントしているわりには、雰囲気的に素直に喜んでいる感じではなかったように思います。造語一覧の「メラビアン徴候」を読んで、これがそういうことなのかなと思いましたが、何か釈然としません。

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旧フォーラム≪youtubeでミラーセラピーの動画を観て…≫

ソフト論を理解する上で、鏡像認知錯覚に関わる臨床は欠かせない最重要フィールド。古典的な神経可塑性の概念を含め脳弾塑性の発現をめぐる認識を深める上でも必須のエリア。極めて非侵襲的な介入であるにも拘らず、驚くべきビフォーアフターを我々に見せつけてくれる貴重な世界。アンチソフト論のハード論者たち(痛みの原因は侵害受容器の反応が全てだと強弁する者たち)も、このフィールドには一切口を挿めない(同じ土俵に立てない)わけで.
こうした情報を目にすることで、大いに触発される医療者が世界中にいるはず。

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動画ページ【定期セミナー講演】「認知的柔軟性とは何か?」①~②全40分

養老孟司氏が自著の中で語っていた“壁”は当会が唱える“ソフト認知の壁”と同質のものであり、今日における日本人の認知的柔軟性の問題を見事なまでに予言していた。
認知的柔軟性を考える上で欠かせないメタ認知は実は個人のウェルビーングのみならず人生そのものを決定づける極めて重要な能力。本動画ではメタ認知を7種類に分けて解説した上で、認知的柔軟性を構成する必須9因子について解説。

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動画ページ【定期セミナー講演】「認知科学とメタ認知~ダニング・クルーガー効果~」①~②全35分

2022年橘玲氏の「バカと無知」がベストセラーに。実際の中身は「認知科学入門」とも言うべきもの。認知的柔軟性の維持に欠かせないメタ認知(とくに能否メタ認知)を考える上で必須のダニング・クルーガー効果。ハード論偏重の医学界は自らの認知的柔軟性をメタ認知してソフトとハードの統合に向けて歩みを。人間の本質は構造的な次元(ハードの集積体)のみで成立しないわけで。多くの医療者はダニング・クルーガー効果は自分たちとは無関係だと思っているが様々な職業人のなかでも実は…(続きは本動画の中で解説)。

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動画ページ【定期セミナー講演】「認知科学とミスリード~ファスト思考&スロー思考~」全18分

画像ラベリングに象徴されるハード論のほとんどは、認知科学を一切考慮せず、さらにファスト思考によるロジックエラーを生み出す。医療ミスリードの背景にファスト思考やダニング・クルーガー効果がある。認知科学と経済学を統合した心理学者ダニエル・カーネマンはヒューリスティックをファスト思考、アルゴリズムをスロー思考と呼んだ。当会は『認知科学と医療を統合した「認知科学統合療法」や「痛み記憶の再生理論」等で有名。構造的な痛みをハードペイン、脳システム由来の痛みをソフトペインと呼ぶことで、医学界に認知科学の重要性を知らしめた。

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動画ページ【定期セミナー講演】「認知科学と触覚~リベットの0.5秒と皮膚兎錯覚(触覚ラビット錯覚)~」全15分

リベットが示した0.5秒の時間遡行と皮膚兎錯覚(触覚ラビット)の関係、そして意識と無意識の関係について、復習を兼ねて知識の整理に役立つ講義。東大の渡辺正峰氏の著作「脳の意識 機械の意識」。東京大学大学院工学系研究科准教授および独国マックスプランク研究所客員研究員。専門は脳科学。

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動画ページ【定期セミナー講演】「認知科学と痛み~仲間外れ&不安&嫉妬心~」全14分

強力な鎮痛剤で痛みを感じなくなった子ザルは、母親から引き離されても泣かなくなる。コンピュータゲームの中で仲間外れにされた被験者の脳を調べると、身体的な痛みを感じる部位の活動が高まる。仲間外れに遭うと、脳はそれを生命の危機と判断する。団結心の強い集団の中では、異分子は仲間外れにされやすい。集団内での不平等は嫉妬心を生みやすく、嫉妬心と不安感は表裏一体の関係。日本人は不安遺伝子の保有率が極めて高い失恋した脳は身体的な痛みを感じるかごとき反応を示し、さらに仲間外れにされたときも同様の反応を示す。

 脳は他者との繋がりを絶ち切られることと、殴られたり蹴られたりすることを上手に区別できないということも解説しています

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クラムジーとイップスとオスグッド~認知科学統合の視点~

クラムジーは成長期に発生する運動回路エラーであり、イップスは成長期に限らず全世代で発生し得る運動回路エラーであり、オスグッド氏病(以下オスグッドと略す)は成長期に起きやすい運動回路エラーに伴う膝下(脛骨結節付近)の痛み。クラムジーとオスグッドは、成長期特有の問題として、筋骨格系の急激な成長(ハードの拡張)に脳の神経応答(ソフトのアップデート)が追いつかず、運動覚の失調(パフォーマンスの低下)や痛みなどを引き起こす。

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EBM(根拠に基づく医療)とは何か?

EBMではひとつのテーマに沿って行われた世界中のRCTを第三者機関が収集分析し、その結果を発表するという手順を踏みます。そうした情報が定期的に更新され、インターネットや書籍などで公表されています。

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失恋した脳の実験で分かったこと~痛み&感情&個体差~

米国のミシガン大学において、直近6ヵ月のあいだに恋人にフラれた男女40人が集められ、最初に熱刺激による痛みを与えて、その際の脳の反応を調べます。
次に、別れた元恋人の写真を見せて、その際の脳の反応を調べました。すると、驚くべきことに痛みを与えたときと同じ領域が活性化していたのです。

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最低限知っておくべき薬の副作用

長期にわたって鎮痛剤や向精神薬の類(血液脳関門をすり抜けて脳内に入る化学物質)を飲み続けることは認知症のリスクを高めてしまう恐れが…。
 本記事ではそんな薬の副作用について説明した切り抜き画像を添付してあります。是非参考になさってください。ポリファーマシー(多剤併用の健康被害)についてはこちらのページをご覧下さい。

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脳過負荷(オーバーロード)とは何か?

認知科学統合療法では脳腸相関、脳膚相関、脳節相関、脳感相関に加えて、“脳知相関”も重視します。たとえば視覚を失った脳は、聴覚の働きを高めることで社会生活への適応を図ります。当会は五感に替えて「互感」という表記を提唱すると同時に、脳と互感の密接な関係性を脳感相関と呼んでいます。

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ソフト認知の壁~日本人の認知的柔軟性~

痛みに対しては、侵害受容器の反応が絶対的なものではなく、脳の次元を踏まえた相対的な視点が求められる(これも絶対医学から相対医学へのシフトのひとつ)わけですが、既存のハード論から脱却してソフト論に軸足を移す、いわば認知の切り替えに対しては、これを阻む巨大な壁がいくつも存在しています。

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相対医学/絶対医学とは何か?

相対医学…個人の心理社会的因子、既往歴、体質等に基づいて実践される、いわばオーダーメイドの医療体系。遺伝子検査による個別対応を含め、徹底して個体差を重視する医療哲学。

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ソフト論/ハード論とは何か?~その原点にある痛みのパラダイムシフト~

痛みは組織の障害を知らせる警告シグナルと、同役割をもたないシグナルの二種類に大別されます。前者の痛みをハードペイン、後者の痛みをソフトペイン、両者の混成痛をハイブリッドペインと命名したことが、ソフト論/ハード論という用語の起源になります

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動画ページ【定期セミナー講演】「認知的柔軟性とは何か?」全17分

人間は思考回路の効率化を優先させるため、対称性バイアスに象徴されるように認知的柔軟性のトレードオフを既定にしていますが、これは同時に思い込みや先入観の源泉となっており、ヒトの思考は一面的に鳩より劣る部分があることが証明されています。謙虚さを失った医療者は、どれほどに立派な肩書を持っていようとも「認知的柔軟性がない」と評価されるのです

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認知科学統合アプローチ(COSIA)とは何か?

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コロナ禍マスク二ケーションの認知科学

マスクによる脳への影響、マスクによるコミュニケーションの問題は日本の未来に深刻な問題を引き起こす。マスクニケーションとは当会による造語で「マスクを介したコミュニケーション」を指す用語。ノンバーバル・コミュニケーション能力が劣化する恐れがあり、後世にわたって社会の在り様を変えてしまう危険性を孕んでいる。

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ハラスメント当事者(加害者)の呼び名について~自覚を促すスマートな方法~

「セクハラ・パワハラ・モラハラ・スモハラ」は、今なお社会生活に潜んでおり、なかには自覚に乏しい人もおられるようです。そうした人にさりげなく気づいてもらう方策のひとつとして、当会は以下のような造語を提起します。セクラ―・パワラー・モララー・スモラー・ボイラー。

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スメル・ハラスメント(香害)の認知科学

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BReIN
ミラーセラピー&ミラータッチング(触視覚統合法)

幻肢痛やCRPS(RSD)の治療および脳卒中の回復期リハにおいて利用されている最新療法で、鏡に映った健側の手があたかも患側の手のように見えることで、脳の情報処理システムが改善されてしまうという画期的な手法です。
 鏡を利用した医療技術への応用はヴィラヤヌル・S・ラマチャンドランの著作「脳の中の幽霊」で幻肢痛に対する“ミラーボックス”の施術効果が紹介されて以来、脳血管障害における片麻痺の回復期リハにも転用されるようになり、さらに当会代表理事がミラータッチングによる有効性と適応の拡大-CRPS(RSD)、四十肩、変形性関節症、関節拘縮、腱鞘炎(ばね指)等々-を報告し、その施術シーンがテレビ番組で紹介されている

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認知科学に基づく医療(CSBM)とは何か?

認知科学の実験によって痛みの起源は感情であることが示されている。仲間外れにされた人、失恋した人の脳を調べると、痛みを感じている人の脳と同じような活動を示すことが分かっている。こうした認知科学の知見に基づいて行われる医療が「Cognitive Science Based Medicine(認知科学に基づく医療)」。略してCSBM。これを象徴する治療としてミラーセラピーやミラータッチングが有名。

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PCR検査~条件付き確率&感度と特異度の違い~

PCR検査の結果をどのように受けとめるべきか  研究用途として開発されたPCR検査は、そもそも「臨床診断に使ってはならない」という当初の原則が無視され、パンデミック下において世界標準となりました。  PCR検査の結果に対 […]

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痛みのクロスモダリティ仮説~機能的結合性(functional connectivity)という視点~

共感覚については「文字を見て色を感じる」といった書記素色覚が有名だが、これ以外にもスペアミントティーの味にガラスの手触りを感じたり、嬰へ(F♯)の音に鮮やかな緑色を感じたりするなど、様々な事例が報告されている。
 健常者であっても、共感覚というシステムを潜在的に持っており(その一例が冒頭に挙げたスマウンド)、カリフォルニア大学ロサンゼルス校のLadan Shams博士も「脳は個別の専門領域の集まりで、相互作用をしないという考えはもはや採用できない」と語っている。

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動画ページ【患者向け教材ビデオ~認知の壁を乗り越えて頂くための最強ツール~】①~③ 全90分

主にNHKが放映した番組を軸にして、脳と痛みの関係および脳膚相関、さらにBReINの実際(セミナー動画等)などを紹介した患者向け教材ビデオ。総じてテレビという情報媒体の影響力は強力ですので、我々が個人の言葉で100時間解説するより、テレビを1時間観ていただいたほうがよほど患者の理解は深まる。国民のペインリテラシーを向上させるためには、テレビというツールは欠かせない。

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動画ページ【定期セミナー講演】「相対性理論と認知科学を学ぶ意義はどちらも同じ」①~② 全25分

物理学者はアインシュタインの登場によって「直感に反する認知の壁」を乗り越えてきたが、医療者においても同様のプロセスがあって然るべき…。両者に共通して言えることは「相対的な視座を手に入れること」であり、これが「個体者重視の視点と見事に重なる」という講義。

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動画ページ【定期セミナー講演】「認知科学の扉~ヒューリスティックと画像診断~」①~⑦ 全74分

運動器系の成書とくに画像診断に関わるページは将来的に認知科学によって書き換えられる可能性が高い。本講演においては認知科学の成り立ち、ハノイの塔、モンティホール問題、三囚人問題などを例に挙げて、ヒューリスティックと画像診断の関係について解説。是非ご視聴ください。

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学際的研究の具体例~うつ病に似た行動をとるロボットがセロトニン研究を後押し!~

はじめに  認知科学に象徴されるように異分野の学問が互いの垣根を超えて進められる横断的な研究は一般に「学際的」と形容されます。医療においても横断的な診療科目があり、その代表例が「総合診療科」です。  当会は非侵襲的な脳ア […]

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動画ページ【定期セミナー講演】「境界意識仮説(DMNゲーティング理論)~痛みの臨床に横たわる超個体差という前提~」 全22分

「ゲートコントロール理論(脊髄後角説)」は創薬に都合がいい、絶対医学との親和性がある(個体差を無視)という側面があり、現在も尚支持されていますが、脳科学の羅針盤(最新知見)は中枢仮説の方角、引いては当会が唱える相対医学(超個体差)の方角を示しています。

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BReIN
動画ページ【BReIN技術系】・膝&肩アングラクションのアップデート・術者が知り得ない患者プライベートに潜む回復交絡因子とトップダウン回路の底力

2020年12月20日(日)のアップデートです。膝アングラクションは痛みや拘縮はもちろんのこと関節水腫の重症例にも著効を示します。

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痛み記憶の再生理論(後編)

小脳が制御する運動プログラムの一部がシャットダウンすると同時に、痛み記憶の激甚再生を引きおこす。これこそがぎっくり腰、四十肩の激痛発作である。初発のぎっくり腰は痛み記憶が極大形成(フェーズ・シーケンス)された瞬間と考えられる。急性腰痛の9割が治療せずとも自然回復すると言われているが、これは小脳にまたがる一部運動プログラムのシャットダウンとそれに続く再起動だと考えれば説明がつく』 

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痛み記憶の再生理論(前編)

人間の動作パターン(運動プログラム)は小脳もしくは前庭核に保存され、無意識下で制御される。幼少時からの痛み体験の連続-些事の積み重ね-はケガの大小に関わらず、痛みの体験・記憶として脳内に残る。このとき感情を統合する神経回路に何らかの変化が生じると小脳における信号伝達の輻輳がおこると同時に運動プログラムのエラーが発生し、過去の体験・記憶を基に予測制御の形で感覚を統合する“補完”の働きにより、痛み記憶が再生される。すなわちエラー状態にある運動プログラムと痛み記憶とのリンクが生じる

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