脳弾塑性

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なぜ“弾塑性”なのか?❶~無意識に宿るレジリエンス~

レジリエンスは心理学における概念ですが、生体が持つホメオスタシス(生体内部環境を弾力的に維持するシステム)もまた広義の意味でのレジリエンス-肉体次元における回復力-と捉えることができます。このとき脳という特殊な環境に焦点を当てると、“ブレノスタシスという視点が浮上します。 

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COSIA(認知科学統合アプローチ)
痛み記憶の再生理論(後編)

小脳が制御する運動プログラムの一部がシャットダウンすると同時に、痛み記憶の激甚再生を引きおこす。これこそがぎっくり腰、四十肩の激痛発作である。初発のぎっくり腰は痛み記憶が極大形成(フェーズ・シーケンス)された瞬間と考えられる。急性腰痛の9割が治療せずとも自然回復すると言われているが、これは小脳にまたがる一部運動プログラムのシャットダウンとそれに続く再起動だと考えれば説明がつく』 

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COSIA(認知科学統合アプローチ)
痛み記憶の再生理論(前編)

人間の動作パターン(運動プログラム)は小脳もしくは前庭核に保存され、無意識下で制御される。幼少時からの痛み体験の連続-些事の積み重ね-はケガの大小に関わらず、痛みの体験・記憶として脳内に残る。このとき感情を統合する神経回路に何らかの変化が生じると小脳における信号伝達の輻輳がおこると同時に運動プログラムのエラーが発生し、過去の体験・記憶を基に予測制御の形で感覚を統合する“補完”の働きにより、痛み記憶が再生される。すなわちエラー状態にある運動プログラムと痛み記憶とのリンクが生じる

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