概要

 2020年6月28日、BFI研究会あらため日本脳弾塑性学会(当会の旧称)の第一回定期セミナーでの講演動画です。脳弾塑性という概念の背景にあるレジリエンスについて講義し、その方法論として在るタッチングの効果について、その一部を概説。とくに対面でのコミュニケーション(オフライン)が脳疲労ケアにとって非常に重要な要素であることを力説。
 
 「ポジティブ・リゾナンス(家族が対面して触れ合ったり見つめ合ったりすると互いのオキシトシン分泌レベルが似てくる現象)はオンラインでは起こらないことが実証されている」「母と娘のオンライン会話で娘のオキシトシンが増えるのは有名な話だが、ポジティブリゾナンスは起こらない」など。

 密な空間で、密なコミュニケーション、タッチング等々は人類の脳にとって欠かせない、かけがえのない大切な時間であることを、おそらく新型コロナは逆説的に私たちに教示することになる。直接的な対面でこそ得られる、触れ合いがもたらす効果というものが、実に反動となってより強い渇望をもたらし、我々のような治療家の存在価値が一層高まっていく…。

 コロナ禍収束の未来においては肌恋しさの強まる世の中に、ある意味揺り戻しが起こってくることは間違いないので、そのときに備えて万全の準備を整えておきましょうという講演です。

動画(全6編・65分)

本講演を視聴するにはグランデ会員またはベンティ会員へのアップグレードが必要です(詳しくはこちら)。

→動画の視聴方法

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