なぜ“弾塑性”なのか?❶

神経可塑性に代わる新しい概念「可鍛性(malleability)」

 従来の神経可塑性という概念はインフルエンサー(先に紹介したノーマン・ドイジ氏)の登場もあり、「脳を鍛える」「鍛錬する」という視点が強調されており、レジリエンスに関わる文脈が欠如しています。

 昨今、海外論文を眺めていると、malleability(可鍛性)という用語を目にする機会が増えてきました。これは物質科学において“展性”と呼ばれる概念で、物質に圧縮が加えられた際の変形能力を指します。

 自由電子のやり取りをベースに持つ高度な金属加工で使われる用語で、鉄は熱いうちに打て!(鍛錬)に近いイメージです。

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