動画ページ【定期セミナー講演】「認知科学とメタ認知~ダニング・クルーガー効果~」①~②全35分
2022年橘玲氏の「バカと無知」がベストセラーに。実際の中身は「認知科学入門」とも言うべきもの。認知的柔軟性の維持に欠かせないメタ認知(とくに能否メタ認知)を考える上で必須のダニング・クルーガー効果。ハード論偏重の医学界は自らの認知的柔軟性をメタ認知してソフトとハードの統合に向けて歩みを。人間の本質は構造的な次元(ハードの集積体)のみで成立しないわけで。多くの医療者はダニング・クルーガー効果は自分たちとは無関係だと思っているが様々な職業人のなかでも実は…(続きは本動画の中で解説)。
動画ページ【定期セミナー講演】「認知科学とミスリード~ファスト思考&スロー思考~」全18分
画像ラベリングに象徴されるハード論のほとんどは、認知科学を一切考慮せず、さらにファスト思考によるロジックエラーを生み出す。医療ミスリードの背景にファスト思考やダニング・クルーガー効果がある。認知科学と経済学を統合した心理学者ダニエル・カーネマンはヒューリスティックをファスト思考、アルゴリズムをスロー思考と呼んだ。当会は『認知科学と医療を統合した「認知科学統合療法」や「痛み記憶の再生理論」等で有名。構造的な痛みをハードペイン、脳システム由来の痛みをソフトペインと呼ぶことで、医学界に認知科学の重要性を知らしめた。
動画ページ【定期セミナー講演】「認知科学と触覚~リベットの0.5秒と皮膚兎錯覚(触覚ラビット錯覚)~」全15分
リベットが示した0.5秒の時間遡行と皮膚兎錯覚(触覚ラビット)の関係、そして意識と無意識の関係について、復習を兼ねて知識の整理に役立つ講義。東大の渡辺正峰氏の著作「脳の意識 機械の意識」。東京大学大学院工学系研究科准教授および独国マックスプランク研究所客員研究員。専門は脳科学。
動画ページ【定期セミナー講演】「認知科学と痛み~仲間外れ&不安&嫉妬心~」全14分
強力な鎮痛剤で痛みを感じなくなった子ザルは、母親から引き離されても泣かなくなる。コンピュータゲームの中で仲間外れにされた被験者の脳を調べると、身体的な痛みを感じる部位の活動が高まる。仲間外れに遭うと、脳はそれを生命の危機と判断する。団結心の強い集団の中では、異分子は仲間外れにされやすい。集団内での不平等は嫉妬心を生みやすく、嫉妬心と不安感は表裏一体の関係。日本人は不安遺伝子の保有率が極めて高い失恋した脳は身体的な痛みを感じるかごとき反応を示し、さらに仲間外れにされたときも同様の反応を示す。
脳は他者との繋がりを絶ち切られることと、殴られたり蹴られたりすることを上手に区別できないということも解説しています
【2023年8月20日】定期セミナー
終了 会場 大宮ソニックシティ502会議室 会場住所 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5 開催日時 2023年8月20日(日) 13:30~ 14:00~17:30ZOOMによるハイブリッドセミナーのテスト配信を行う […]
動画ページ【BReIN技術系】・アングラクションのプチアプデ(下肢緊張ハイパーへの対処法・頭頚部アングラのアプデ・キッチンペーパー活用)全9分
骨盤アングラの体勢になった際、両下肢の緊張が解けずに、伸展位で突っ張ったままになってしまう人が。そのような場合の対処法を解説。頭頚部アングラの際、整髪料や皮脂のべたつき、夏場の汗ばみ等があったり、あるいは頭部に直接タッチされることへの違和感を覚える人が。薄いシートを使うと、不快感が軽減される。皮膚滑走の牽引方向について新しい方法。
動画ページ【定期セミナー講演】「テスラが暗示する認知科学統合アプローチ(COSIA)の未来〜医療の垂直統合モデル〜」①~②全27分
テスラの垂直統合の凄みについて解説し、同じく垂直統合を体現する心身統合療法の未来について熱く語る講義。イノベーター理論を医療界に当てはめて俯瞰すると、心身統合という臨床イノベーションが認知されていくまでの道のりが見えてきます。
動画ページ【定期セミナー講演】「アダルトクライングの感謝仮説」①~②全38分
アダルトクライングにおける泣きの個人間機能(人前での泣き行為)、泣きの個人内機能(独りでの泣き行為)、心理的側面と生理学的側面の研究報告を総覧し、「感謝で思考は現実化する」という著作ならびに量子生物学の知見を引用しつつアダルトクライングに秘められし脳弾塑性の発現について。傾聴カウンセリングの現場では泣きという感情解放が痛みの改善に繋がるケースと繋がらないケースが。泣いて良くなる人、泣いても良くならない人、この違いは何に由来するものなのか?詳しく解説。
動画ページ【定期セミナー講演】「巻き直し不要!着脱式テーピング軟性固定~足関節バージョン~」7分
外傷管理において痛みをはじめ二次フレアや腫脹レベル、回復プロセスの全てに明確な個人差がある。疼痛感受性が亢進しているCRPS(RSD)タイプとは対照的にレジリエンスの旺盛な個体では教科書に縛られない柔軟な介入のほうがスムースな回復に繋がる。外傷管理においても、回復プロセスは十人十色、患者によって全く違う。患者の体質を鑑みて臨機応変に介入する柔軟性を踏まえ足関節損傷の治療に対する新たな選択肢(テーピングの概念を覆すリスキリング)を紹介。
筆者が固定装具に機能性と美しさを求める理由
外傷に対する固定は、初期において“固定”であっても、回復に合わせて徐々に“機能装具”へと変身させていくプロセスが必要。プライトンシーネを使った『足関節トランスファンクション(機能遷移)固定』は非常に優れた固定法。受傷直後は非荷重を前提にしたU字固定を作成し、歩行状態の回復に合わせて不要部位をカットすることで形態を変えていくプライトン固定。
クラムジーとイップスとオスグッド~認知科学統合の視点~
クラムジーは成長期に発生する運動回路エラーであり、イップスは成長期に限らず全世代で発生し得る運動回路エラーであり、オスグッド氏病(以下オスグッドと略す)は成長期に起きやすい運動回路エラーに伴う膝下(脛骨結節付近)の痛み。クラムジーとオスグッドは、成長期特有の問題として、筋骨格系の急激な成長(ハードの拡張)に脳の神経応答(ソフトのアップデート)が追いつかず、運動覚の失調(パフォーマンスの低下)や痛みなどを引き起こす。
【2023年6月18日】定期セミナー
終了 会場大宮ソニックシティ501会議室会場住所埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5開催日時2023年6月18日(日) 13:30~17:30費用◇トール会員【10,000】◇グランデ会員【5,000】 ◇ベンティ会員 […]
動画ページ【定期セミナー講演】「外科手術後の術創部に対するタッチング〜ルーチン化することの意義〜」10分
概要 外科手術は腹腔鏡下に象徴されるように、より低侵襲なアプローチがトレンドになっています。同時に術後の入院日数も総じて短縮傾向にあるわけですが、しかし術創部に対する看護ケアにはまだまだ改善の余地が残されています。そ […]
動画ページ【定期セミナー講演】「取り外し可能なテーピング軟性固定~突き指バージョン~」12分
概要 外傷管理において、患者の通院頻度は非常に重要です。しかし、全ての患者が医療者の思惑通りに通院してくれるとは限りません。なかには初診の1ヶ月後にひょっこり現れたりするケースがあります。 事前にそういう事態が予想さ […]
2022年12月の新着動画
グランデ会員&ベンティ会員の方は全ての動画を視聴することができます。トール会員の方は一部限定でご覧いただけます。→会員登録について コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 …… Log In. ……… […]
動画ページ【定期セミナー講演】「採血によるパニック発作が「正中神経損傷後のCRPS(RSD)」と誤診された症例〜アナフィラキシー鑑別&アドレナリンとノルアドレナリンの違い~」①~②全37分
採血時の針刺し事故に関しては、いわゆる本物と偽物があり、後者の場合、実際には神経損傷には至っておらず、痛みの正体はソフトペインであるケースがほとんど。パニック発作あるいはこれに準ずる脳の誤作動によってソフトペインが生じ得るメカニズムを知っていて、かつ心身統合の臨床経験値を持つ医療者であれば、誤診のリスクは最小限に抑えられるが、ハード論の現場ではそうしたリスクが常に潜在している。「痛み=ハードペイン」という固定観念および先入観が、いかに危ういものであるか…。筆者は整形勤務時代、子供の橈骨骨折の治療に際し「ボキッ」という整復音を聴いた母親が、自分の腕に痛みを感じたという事例を経験。皮膚兎錯覚(cutaneous rabbit)やラバーハンド・イリュージョンの実験で証明されているように感覚の転移は現実にある。とくに共感力の高い人(エンパス)では、こうした幻の痛みを感じてしまう現象が起きやすく、傾聴カウンセリングを行う現場においては、そうした過去の体験談を知る機会が少なくない。
2022年11月の新着動画
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【2023年4月23日】定期セミナー
終了 会場大宮ソニックシティ707会議室会場住所埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5開催日時2023年4月23日(日) 13:30~17:30参加費◇トール会員【10,000】◇グランデ会員【5,000】 ◇ベンティ会 […]
動画ページ【定期セミナー講演】「痛みの定義改訂(世界疼痛医学会/2020)&NHKヒューマニエンス(痛みは心の起源)」①~②全37分
日本の公共放送(NHK)はIASPの動き、すなわち世界の医学界の潮流を国民に知らせるべく、オブラートに包んだ番組を制作しました。IASPの改訂を直接的に報道する代わりに、ソフトペイン(番組内では痛覚変調性疼痛という用語を使用)の存在を知らせる手法を採ったのです。
動画ページ【定期セミナー講演】「医療の黒歴史〜ロボトミー&サイキック・ドライビング~」①~②全36分
当会は脳にアクセスすべく非侵襲的なアプローチを追究しています。絶対に忘れてはいけない医療の黒歴史があり、今回はそのなかでも、極めて有名なロボトミー手術と、同時代に米国を席巻したサイキックドライビングについて解説しています。
動画ページ【BReIN技術系】・新技術公開「頭頚部アングラクション」・スキンダイレクトのアプデ&激痛症例の体位変換
アングラクションはLSP系の患者にとっても、分かりやすい刺激介入であり、今回ご紹介する頭頚部のアングラも、他のアングラ同様か、あるいはそれ以上に満足度が高い技術です。
動画ページ【定期セミナー講演】「患者の身内から届いた攻撃的なメール〜実際の対応&その心構え〜」①~②全40分
長く医療に身を置いていると、患者やその身内から、謂れなき理不尽な攻撃にさらされる場面があります。そんなとき我々が取るべき行動は?どのような心構えが必要か?
動画ページ【定期セミナー講演】「脊柱管狭窄ラベリング症例(高齢女性)におけるトップダウン回路の軌跡」①~②全26分
概要 80代女性が疼痛性側弯と耐え難い右下肢の痛みを訴えて、整形外科での白衣ラベリングを受けた症例。筆者と長い付き合いの患者で、家族ぐるみでの通院を10年以上続けており、「ソフト論に対する理解がある」と勝手に思い込んで […]
Pリダクション~ポリファーマシー(多剤併用)に対する減断薬アプローチ~
多剤服用で高齢者に起こりやすい副作用は「ふらつき」「転倒」「認知機能の低下」「食欲不振」。薬を5つ以上使う高齢者の4割以上に起きているという報告がある。ポリファーマシーでは薬剤費の増大や残薬による医療費の無駄遣い等のほか、副作用が最大の問題。
フラクシッドタッチ(急性外傷に対するタッチング)
骨折患部への人の手によるタッチングが電気伝導率を変えることが報告されている。骨折を含めあらゆる急性外傷に対して、特殊なタッチングを行うことで超早期の回復が得られる。
動画ページ【定期セミナー講演】「アレキシサイミアを基盤に持つコミュ障の症例~深夜にSMSを何度も送りつけてくる理由~」①~③全43分
概要 最初のうちは、予約のやり取りをしていただけのSMS(ショートメール)。ところが、ある日突然そこに「うつになりました」「私は双極性障害です」というコメントが…。そして脈絡のない送信が昼夜問わず何度も来るようになり… […]
2022年10月の新着動画
グランデ会員&ベンティ会員の方は全ての動画を視聴することができます。トール会員の方は一部限定でご覧いただけます。→会員登録について コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 …… Log In. ……… […]
EBM(根拠に基づく医療)とは何か?
EBMではひとつのテーマに沿って行われた世界中のRCTを第三者機関が収集分析し、その結果を発表するという手順を踏みます。そうした情報が定期的に更新され、インターネットや書籍などで公表されています。
腰痛&肩こりは癌の赤信号?
癌を患った人々が経験する体調異変のなかには腰痛・肩こりが含まれるが、腰痛・肩こりで医療機関を受診する患者のなかに、癌が見つかる頻度は1%以下。
したがって、腰痛・肩こりの99%は癌とは関係ありません
【2023年2月23日】定期セミナー
終了 会場大宮ソニックシティ501会議室会場住所埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5開催日時2023年2月23日(祝) 13:30~17:30費用 ◇一般【40,000】 ◇シルバー会員【30,000】◇ゴールド会員【 […]
動画ページ【定期セミナー講演】「アレキシサイミアとTAS-20の整合性〜実際の診察場面を振り返りつつ〜」①~②全40分
問診の結果を踏まえてTAS-20を実施したところ80点という高得点。痛みの臨床においてアレキシサイミア(失感情症)は治療家泣かせ。心身統合療法士にとっても最重要テーマのひとつ。精緻な問診を進めるなかでアレキシサイミアの可能性を感じ、徐々に核心に迫るプロセス(実際の診察場面)を収録。