旧フォーラム(掲示板)
旧フォーラム≪「ファクトフルネス~感染症とウィルス~」を観たおかげで……≫
近いうちに「インナーディフェンス(ID)とアウターディフェンス(OD)」というテーマで、セミナー講演あるいは記事にするつもりですが、現代人はこの2種類のタイプに分かれます。前者のインナーディフェンスは内的防衛という意味で、「自分の命は自分で守る、自分の健康管理は他人任せにしない、医者や薬に頼らない」といった方向性の健康観を指します。後者のアウターディフェンスは外的防衛すなわち「他人任せ、病院任せ、薬任せ」の医療観を指します。
旧フォーラム≪画像診断の虚実について(一般の方からのご批判メールにお答えします)…≫
EBMの登場とほぼ同時期に、海外では「脊柱管の狭窄レベルと患者のしびれの程度はまったく相関しない」「MRIの脊柱管所見と患者の訴えの間に相関関係は認められない」という文言がシステマティックレビューに踊っており、高名な学者も「我々が治療すべきは患者であってMRIではない」と強烈なメッセージを残しているのです。
旧フォーラム≪私はIT系企業に勤める整体師です…、サイト多言語化について…≫
私はIT系のベンチャー企業に勤めてますが、コロナの影響でテレワークが増えたこともあり、昨年から義姉が経営する整体院で週末だけお手伝いをしております。
私の経験からも痛みのソフト論は絶対に正しいと確信していますが、義姉に話すと、頭ごなしに否定されるので、最近はなるべくそっち系の話はしないようにしてます(苦笑)。
旧フォーラム≪ブラインド・マインドと失感情症の違いは何?…≫
ALEXは元来、心療内科系の現場でもっとも診断され、運用される概念なので、身体症状症、依存症、適応障害、うつ病などと関連付けられて語られることが多いわけですが、痛みの臨床にあっては、その対応のむつかしさという観点から非常に重要な因子のひとつになっています。
CRPS(RSD)をはじめとする難治性疼痛はもちろん、その他のありふれた運動器疾患(とくに今回の講義で取り上げた四十肩には多く潜在する)にも、ALEXがけっこうな頻度で隠れています。
旧フォーラム≪PCR検査と条件付き確率について…≫
一見関係なさそうなテーマも、認知科学という触媒によって引き寄せ合う、これまで異分野と思っていた様々な事柄が互いに結びつくことで知のネットワークが形成される、これがあっくんが言う臨床の知とか臨床力とか、そういうものなのではないかと。まだ認知科学というものに触れて時間が浅いですし、扉を少しだけ開いて覗き込んだようなレベルだと思いますが、ソフト論において本当に重要な世界なんだということが分かりました。
旧フォーラム≪初診時劇的改善例が2回目の治療を当日キャンセル…≫
振り返ってみると、施術直後は椅子から立ち上がる動作も見違えるほど改善していましたし、本人も良くなったとコメントしているわりには、雰囲気的に素直に喜んでいる感じではなかったように思います。造語一覧の「メラビアン徴候」を読んで、これがそういうことなのかなと思いましたが、何か釈然としません。
旧フォーラム≪一般講演会の動画so good!…youtubeで完全公開すべきでは?≫
まだ4~5本しか観ておりませんが先生の講演はどれもみな気概と熱意に溢れ、そして何より講義レベルの高さに感服いたします。とくに理論と臨床のあいだに一切矛盾がないという点は非常に安心できるところであり信頼感の拠り所にもなっています。ただ理論的なところ以外で、私は技術系に大きな関心があり、BFI時代からYouTubeなどで見させていただいてますが、現状BReINの中の一部しかコンテンツに上がっていないようです。今後技術系の動画についてはどのような予定になっているのか教えていただけると幸いです。よろしくお願いいたします。
旧フォーラム≪ゲーム依存の甥っ子が肩こりで来院…傾聴は自分にはむつかしい…≫
依存症のみならず身体症状症や病気不安症、強迫症や適応障害など精神系の症例も爆増しています。しかもそうした症例が痛みを訴えて整形や接骨院を受診しても、そうした事実関係(心療内科に通院しているとか、過去にそうした診断を受けたことがあるとか)を披瀝する患者はものすごく少ないです。
旧フォーラム≪「気圧と人体の関係」記事について≫
肘内障の記事をきっかけに関節受容器に興味が湧きまして、気圧との関係とか、気象病とかその辺りのことがすごく気になっています。講演会か何かの記事で気圧と人体の関係が書かれてありました。 その記事をもう一度見たいのですがよろしくお願いします。
旧フォーラム≪大腿骨頸部骨折の患者を見舞いに行って土下座させられたという話は本当ですか?≫
解剖ビデオについて説明している記事があったそうなんですが(実際の解剖場面の映像で、皮膚を剥がしているシーンが載っていたと聞いています)、そのビデオは現在も市販されていますか?もし市販されているようでしたら、商品名を教えていただけるとありがたいです。
旧フォーラム≪正会員の中に学生はいますか?≫
日本の運動器プライマリケアは肉体しか見ない偏った医療観(画像バイアス系ハード論)に支配されているので、脳の情報処理システム(ソフト論)をガン無視する医療者が大半を占めます。
当会のようにソフトとハードの統合を謳っている研究団体はかなり稀少であり、当サイトのコンテンツは“知のエンジン”にとって欠かせないガソリンだと自負しています。
旧フォーラム≪youtubeでミラーセラピーの動画を観て…≫
ソフト論を理解する上で、鏡像認知錯覚に関わる臨床は欠かせない最重要フィールド。古典的な神経可塑性の概念を含め脳弾塑性の発現をめぐる認識を深める上でも必須のエリア。極めて非侵襲的な介入であるにも拘らず、驚くべきビフォーアフターを我々に見せつけてくれる貴重な世界。アンチソフト論のハード論者たち(痛みの原因は侵害受容器の反応が全てだと強弁する者たち)も、このフィールドには一切口を挿めない(同じ土俵に立てない)わけで.
こうした情報を目にすることで、大いに触発される医療者が世界中にいるはず。
旧フォーラム≪父が背部の激痛を訴え、脊椎圧迫骨折…≫
椎体の圧潰そのものがハードペインとして患者に苦痛をもたらすケースは意想外に…、実際は本当に僅少なんです。そもそもの話、長管骨と椎体では、単位面積あたりに占める皮質と海綿骨の比重が異なっており、皮質に侵入する血管や神経の構成も違います。
長管骨での皮質破綻つまり骨折と、椎体での皮質破綻とでは、ハードペイン醸成に関わるデバイス応答がそもそも同じではないんです。
旧フォーラム≪妻が帯状疱疹になって今も…≫
ウィルス感染は、その種類によっては脳のグリンパティック系にダメージを与え、この自律的回復が阻害されるケースがあります。グリア細胞由来の脳代謝不全は、現在のバイオマーカーや画像検査では既視化することができないので、原因不明とされてしまうわけですが、今後私が主張する脳疲労の概念(脳代謝機能不全)が科学的に立証されれば、PHNやコロナ後遺症といった類の病態が脳のエネルギー代謝の次元で説明されるはずです